動物の歯周病の治療は台東区浅草の佐野動物病院で🦷
- sac1414
- 5月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2 日前
こんにちは🍀
台東区浅草にある佐野動物病院です!
今回は動物看護師の亀田が歯周病について紹介させていただきます!!🦷
当院は予防歯科や抜歯だけではなく、歯科医師(動物病院ではほぼありません)と連携して歯を残す高度口腔内治療も実施しております。詳細はまたブログに書きます。
是非歯の事が気になる方は一度ご相談ください!!
犬や猫も人間と同様に、歯の健康が全身の健康に大きな影響を与えます。中でも「歯周病」は、ペットの歯を守るために非常に重要なポイントです。今回は、犬猫の歯周病について、その症状や予防法、さらに「スケーリング」や「歯科レントゲン」の重要性についてもご紹介します。
歯周病とは?
歯周病は、歯の周りの組織に炎症が起こる病気で、初期段階では歯茎に軽い腫れや出血が見られますが、進行すると歯を支える骨や歯茎が壊れてしまうことがあります。最終的には、歯が抜けてしまうこともあります。犬猫の歯周病は、口腔内で細菌が繁殖し、歯垢(プラーク)が歯石に変わることで進行します。3日で歯垢が歯石に変わると言われているので最低でも3日に1回はデンタルケアが必要なのです!!!Σ(・□・;)
犬猫は虫歯にならない⁉
結論から言うと犬猫は虫歯になりにくいですが、なることもあります。それは唾液の性質や、歯の形が人とは違うことが関係してきます。人は唾液が中性~弱酸性なのに対して犬猫はアルカリ性寄りで虫歯の原因となる酸を中性しやすいため、虫歯ができにくいです。また、犬猫の唾液にはアミラーゼがほとんど含まれない為、虫歯菌の餌になりにくいです。
歯周病の症状
犬や猫の歯周病には以下のような症状があります
・口臭がひどくなる
・歯茎が赤く腫れる、または出血する
・食べ物をうまく噛まない、食事を避ける
・歯がぐらつく、または抜ける
・よだれが増える、または唾液が血を含むことがある
特に、口臭がひどくなることは歯周病の初期症状としてよく見られるため注意が必要です。
歯周病になったら
歯石を取る(スケーリング)
歯石が溜まると、自宅での歯磨きでは取り除けないため、麻酔下でのスケーリング(歯石除去)が必要になります。スケーリングは、歯石を専門的な器具を使って取り除く処置で、歯茎の炎症を軽減し、歯周病の進行を防ぎます。スケーリングを行うことで、歯石が取り除かれ、歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。


歯科レントゲンによる診断
歯周病の進行具合や歯の根の状態を正確に把握するために、歯科レントゲンを使用することがあります。レントゲンは、歯茎の内部や歯の根元の状態、さらには骨の吸収具合を確認することができるため、目に見えない部分の問題を発見するのに非常に有効です。歯周病が進行している場合、レントゲンによって歯の支持組織の損傷を早期に発見し、治療方針を決定することができます。

歯周病の予防法
定期的な歯磨き
犬や猫に歯ブラシを使って歯を磨くことが、歯周病予防に最も効果的です。専用のペット用歯ブラシと歯磨き粉を使って、毎日または少なくとも3日に1回歯磨きを行いましょう。
歯磨きガムやおもちゃを使う
歯を削る効果のあるガムやおもちゃを与えることで、歯周病の予防につながります。ただし、これだけで完全に歯周病を防ぐことは難しいので、歯磨きと併せて行うことが理想です。
※鹿の角などの硬い物を噛むことで、歯垢を取り除くことができたり唾液分泌により虫歯予防など期待できることもありますが歯が折れてしまったり、削れてしまったりするというデメリットがあるため使用はお勧めしません。
まとめ
犬猫の歯周病は、見過ごすと深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。しかし、早期に気づき、予防や治療を行うことで、健康な歯を長持ちさせることができます。スケーリングや歯科レントゲンなどの専門的な治療を受けることで、歯周病の進行を効果的に予防し、早期発見・早期治療が可能となります。ペットの歯の健康を守るために、日々のケアと定期的な歯のチェックをすることが大切です。
~動物とともに暮らす豊かな社会を ペット家族化推進病院~
東京都台東区浅草4-40-7
金曜休診
03-3876-9696 LINEから予約可能です。予約制となっております。急患随時対応いたします。

Comments